まず向かった先はニュルンベルク交通博物館。
建物の様子から見ても分かる通り、古い歴史を持つ博物館です。技術に関する博物館では最古の部類に入るそうです。ニュルンベルク中央駅から徒歩15分くらいの場所にあります。
ニュルンベルク交通博物館。正式名称は「ドイツ鉄道株式会社の博物館」というそうです。
博物館の前からの風景。DB Museumののぼりが立っています。DBというのはDeutsche Bahn、ドイツ鉄道の略です。
大宮にある鉄道博物館のように、かつて実際に使われていた車両が展示されています。ヨーロッパ最古といわれるだけあって展示されている車両もかなりの年代モノばかりです。
左の機関車は「アドラー号」というドイツ最初の蒸気機関車のレプリカです。レプリカといってもきちんと走行可能で何度か特別走行が行われたそうです。ICEと並んで展示されています。
正面から見るとこのような感じ。本物のアドラー号は1835年に製造されたそうです。日本の暦で言うと天保期、11代将軍徳川家斉の時代のお話です。
ICEのモックアップ。ICEとはInterCityExpressの略で、日本で言う新幹線のような存在です。
数多くの蒸気機関車が展示されています。この機関車は王立バイエルン邦有鉄道S2/6型蒸気機関車というもので、動輪の直径は2m以上あります。高速運転を目的とした機関車で長くドイツの最高速度を誇った機関車だそうです。こちらは1906年、明治39年の製造。
蒸気機関車が並んでいます。左の蒸気機関車はフェニックス号という急行列車に使われた機関車です。
外観も非常に派手です。この青色はルートヴィヒ2世がお気に入りの色なんです。
貴賓車の天井。細部まで綺麗に装飾が施されています。ちなみにルートヴィヒ2世については、この場所とはまた別の場所で触れる機会があります。
1909年製造の電気機関車E69。シーメンス社が製造したものです。この頃からシーメンスは電気機関車を製造していたんだと感心しきりです。
TEEの模型。TEEというのは"TRANS EUROP EXPRESS"の略で、1950年代にヨーロッパの鉄道の頂点に君臨した列車です。
他にもたくさんの模型が展示されています。
じっくりと館内を2時間ほど巡ってミュージアムショップでお買い物。カレンダーなどをお土産に買い込みました。
退館しようとしたところ向こうからアジア人らしき4人組が。もしかしたらと話しかけたらフルムーン旅行の日本人旅行客でした。「いやいやこんなところで日本人に会うとは」とお互いに驚くやら嬉しいやらという感じでした。
ニュルンベルク観光はまだまだ続きます。
電気機関車のE69は、加茂の冬鳥越に保管してあるED1を思い出しました(^_^;)
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